初音町 梅昇堂だより

エレファントカシマシ宮本浩次さんのファンです。緩やか〜に更新します。

2017/07/09(日) オリンパスホール八王子

時間が経つと薄れていってしまう。
少しでも受け取ったものを書き留めたい。
宮本さんの愛をたくさんもらってきました。
惚れ直したー。かっこよすぎる51歳。尊敬いたします。

01.歴史
北とぴあがはずれていじけた私はネットの情報は一切見ずに、この日を迎えました。他の会場のセトリも知りません。
ステキな黒のジャケットにスリムなブラックジーンズ、白いシャツに黒地に白のドットの細身のタイを結んだ宮本さんが静かに登場。
イントロのベースで、歴史と分かる。しぶーくしかし熱いオープニング。

02.今はここが真ん中さ!
今はここが、のところを八王子が、と歌いワーッと歓声が上がり、ご満悦な宮本先生。
もちろん私も横の旦那はそっちのけで拳をあげてノッてみる。
このホールは2回目だそうです。

03.新しい季節へキミと
この日流れで一気にパワフルに元気にさわやかなムードに一転。
歌の印象の幅が広い、広すぎるエレファントカシマシですが、どの歌も宮本さんが作ったメロディ、宮本さんが歌って気持ちいい歌、宮本さんの声で歌われて完成する歌。宮本さんが歌うとどの歌も輝いている。

04.ハロー人生!!
この辺りで、今日は宮本さんはずっとギターを弾いてるなと気づきました。これまではメンバーとミッキーや潤さんに任せてヴォーカルに専念されることも多かったけど、バンドサウンドに集中してこだわっているのかな、それがエレカシの思う丁寧に届ける、ということなのかなと思いました。
すごく練習したんだろうな。
私の尊敬する小田さんはコンサートでCDそっくりの音でヴォーカルもキーを変えることなく歌うスタイルですが、そうできるってものすごい準備が必要なんだと思う。
エレカシも歳を重ねて、勢いとかパワーで押し切るスタイルだけでなく、変わらないための準備をしっかりする、ということに思いを込めるスタイルを選んだのかなと思った。

05.デーデ
何度聴いても盛り上がるのは、宮本さんの絶妙なパフォーマンスゆえ。
大阪城ホールの生中継で見てましたが、一曲一曲を丁寧に振り返り総合司会さんが説明、コメントしてくださるスタイルなんですね。
物凄く生真面目で心づくしの企画進行!宮本さんって本来そういう方ですよね。

06.悲しみの果て
グリコのタイアップで。テレビで流れて嬉しかった。タイアップってなんだ?とタイアップという言葉に改めて疑問を感じている先生でした。

07.今宵の月のように
これもタイアップです。フジテレビのドラマの。プロデューサーが下北のライブハウスに3回位来てくれた。何曲もダメだと言われて。風に吹かれてとかもダメで。鍛えられました。というようなMCだったかと思います。(記憶を辿り書いているので、実際の宮本さんの言葉通りとは程遠いニュアンスだけと思ってね)

08.戦う男
野茂が投げてる映像のコーヒーのCM。野茂はすごい好きで、活躍してて。タイアップの歌。
俺、一人部屋で泣いてて。ま、自分の部屋で一人だからいいのか。と。白鳥麗子でございます を 見て宮本さんは泣いてたそうです。
巨人の星あしたのジョー梶原一騎の世界が好きで。知ってたよ、私も昔から好きだよ。白鳥麗子で、は昔、チラッとしか見てなかったけど、そんなど根性な感じだったのかな?
血の汗流せ、ダヨ?!と、血の汗流せ涙をふくなゆけゆけ飛雄馬どんとゆけ、と歌い、ドンともでてくる!と。
ほんとだー、宮本さんのドーンとゆけ!はここからか…

09.風に吹かれて

キーボードの伴奏のみでキラキラとした宮本さんの歌唱を堪能するアレンジバージョンも大好きでしたが、メンバーの音で聴くと1997年頃の上昇気流に乗っていても、浮ついてないエレカシサウンドが蘇るようで、やっぱり素敵です。中盤のギターソロがいいしね!!

10.翳りゆく部屋
レコード会社が変わり、プロデューサーが、せっかくレコード会社が変わったんだからカバーやろうよって。ビートルズも初期やってたよね。って。
謡曲はジュリー、森田公一とトップギャラン、松田聖子が好きだったと。
ユーミンって宮本さんが言うと、ユーミン世代と言われた世代として全然不思議なことじゃないんだけど、違和感みたいのもある。ユーミンってみんな呼んでても、おかたく松任谷由美って呼びそうな感じするから。
この歌詞は男にも通ずるものがあるとのこと。わたしがいましんでも・・・気安く語れないので、またの機会に。

11.桜の花、舞い上がる道を
プロデューサーが、宮本くーん、サクラの歌やろうよ、ってお得意の声色。俺に桜の歌を書けってか?!みたいなエピソードがツボです。
桜なんて好きじゃないし。と強く言い切るのもひろじらしい。
浮世の夢で 花見なんぞのどこがいい?って20代から歌ってた人ですもんね。
日本人になんで、いつから桜が好きなDNAが?!とか言ってました。
誰か俺にクリスマスソングを作れって言ってくれないかな?とのこと。
サクラソングもクリスマスソングは売れ線であざといから、作りたくてもプライド高いから作らなかったけど、イヤイヤ作ってみたらいいのができることを実証、実感っていう意味ですね。

12.笑顔の未来へ
ギターを弾きながら歌うので、大見得切ってのところの、かわいいポーズが見られなかったのは少し残念ですが、ギターのコードを押さえるひろじの指に釘づけでした。ネックの上で踊るように動く指先がきれい。

13.ハナウタ~遠い昔からの物語~
大塚寧々と田辺・・せい…??マコトってつくんだよな、って忘れられてる田辺誠一
ハナウタって俺が考えたんじゃなくて登録商標、焼酎の、って懐かしい。あのコマーシャル覚えてます!一度買って焼酎ハナウタを飲みました。もう売ってないよね?

14.3210
このメロディ、序曲レインボー、って感じでワクワクする。

15.RAINBOW
今のファイティングマン、とのこと。かっこ良かった!シャウトするひろじの若々しさに唖然です。
よく口がまわるよね。
小学校6年にもなると、男の子は野球やサッカーやっているのに俺は合唱団で、辞めたいって言ったら、お母さんは将来役に立つから続けろって。合唱団で発声法やらきっちり学んだのだろうね。ほとんどの団員の子は将来役に立つことがあったとは思えないけれども、ひろじは間違いなく役立たせる事ができた気宇な存在だ。
合唱団は女の子、女性と言い直す、女性ばかりで、男は6人くらいで仲が良かったとのこと。

16.ガストロンジャー
これだけ歌い続けて、よくあれだけ早く口が回るよね!それもはっきり聞き取れる。努力を見せない人だけれど、努力なくしてあの声量と歌唱力はありえない。

17.やさしさ
せいちゃんが入ってギターからベースになって、初めてやったのがこれだそう。
ヤマハポプコンには俺がこれがいいっていって、やさしさで出たとのこと。
ポプコンはフォークっぽいから。
チャゲ&飛鳥とか中島みゆきとか。それしか知らないんだけど。
ヤマハにはイーストウッドっていうのもあってそっちはゴクロウサン。そっちはサザンとか。

18.四月の風

19.俺たちの明日
さわやかやに拳をあげて口ずさみたくなる2曲でした。

20.風と共に
エレファントカシマシは30周年ですが歌手生活は40年っていう言い方がよかった。
子どもの時に習い事、大人もするけど。水泳は東スイ行ってたらしい、北島康介の、って言ってたから。ウチの兄も通っていた。母と迎えに行ってたから東スイでひろじとすれ違ってたかも!!宮本さんと兄は3歳違いだし可能性あるな。
習い事はNHKの合唱団は長く続いた、2年生から4年間くらい。とのこと。

素直に作りました、とおっしゃってた。
みんなのうたで初聴きした時、感動して泣いたよ。
とても好き。
あの頃は童謡が流行って。やまぐちさんちのツトムくん、およげ!たいやきくん。俺はどっちも知らなかったけど。みんなのうたポンキッキ
宮本君、これ歌うよ。って。はじめてのボクです、の話。
ギターでコードをさぐりながら弾いて、はじめてのボクです、歌ってくれた。大人のひろじが歌っているのは貴重な体験で嬉しかった。

第2部ありますから、ごゆっくり休憩してください、とステージを去る。

宮本さん、黒のシャツにお着替えて第2部スタート。
21.ズレてる方がいい
22.奴隷天国
23.コール アンド レスポンス


24.生命賛歌
さいさいさい

25.TEKUMAKUMAYAKON

26.夢を追う旅人
宮本さんの唇から私の魂へパワーが届きました!
ステージ前方で全員並んで肩を組んでフィナーレのご挨拶。
石くんとトミの肩にぶら下がって満面の笑顔が眩しいかったです。
黒いシャツから覗く肌がライトを浴びて輝いて、ほんと色白だなぁって見惚れてしまった。

27.ファイティングマン
ステージの奥まで行ったりステージじゅうを歩きながら、テンポを抑えぎみのファイティングマン。
おしりペンペン。歌い終えて金があればいい、とストレートに歌いましたと呟いてた。

28.so many people(アンコール1)
宮本さん、再びギターを持ってイントロを鳴らす。
皆んな大盛り上がりのソーメニーがラストか、と納得。
この世のあらゆる悲しみをあなたと乗り越えよう、というメッセージにドギマギする。
これからもよろしくお願い申し上げます。
時計は8時24分。
約3時間、大熱唱の濃い内容に感動しきり。
丁寧に届ける、と言ってたとおりでした。エレファントカシマシの精一杯の誠実なパフォーマンスの形、私はとても気に入りました。
誠実すぎる!サービス精神すごいです。
2002年頃のステージは特に、宮本さんがピリピリを感じて、大丈夫かなって思わず心配になることもありました。見ていてハラハラヒヤヒヤ。客そっちのけ?みたいな場面も。楽しまそうという感じはなかったよね。胸が痛くなる思いで見ていたものです。
あの頃のことを思い出すと、もう何この大人なパフォーマンスは!エレカシがこんな温かいコンサートをやる日が来ようとは!
大人なエレカシ、私は素直に嬉しいです。

でもね、エレカシだもんね。ずっと優等生なはずがない。
昨日の生命賛歌見てて、そう思いました。30周年過ぎたらまた狂気のブラックひろじが戻ってきそう。俺の道、扉、の頃の感じ?
それもまた楽しみだよー


後半の感想が書けてないうちに、放置してしまってました。
仕方ないのでこのままアップしておきます。